借金と欲しい物の考え方

借金と聞くと悪いイメージを持たれる方も多くいます。
私自身、住宅業界に長年携わってきた中で、「親の考えがかなり固い方」や「今まで借金をしたことがない」という方にも多く出会ってきました。
複利というものは、プラスでもマイナスでも(投資でも借金でも)絶大な効果を発揮するので、もちろん使い方を間違えれば人生を狂わせかねないものですが、あくまでも借金は「手段」だということです。
包丁でも使い方を変えれば凶器になるように、借金も使い方次第で変わります。
その前に抑えておきたいこととしては、借金をするということは、「欲しいもの(サービス)がある」ということです。
この欲しいものに対しての行動や手段に、どのように向き合っていくのか。
これを考えることが重要だと感じています。
お金=時間
まず、前提として、「借金」「割賦払い」「ローン」このような仕組みがなかったら、みなさんはどうやって欲しいものを手に入れるのでしょうか?
・子供であれば、ゲームや漫画を買うためにお小遣いを貯める
・高校生であれば、ギターを買うために、頑張ってバイトをする
大人になるまでは、このようにしてきたはずです。
つまり、本来欲しいものは、「お金を貯めて買うもの」だと思います。
それが、大人になればクレジットカードが手に入るため、利息さえ払えば「先取り」することができるようになる。
だからこと勘違いしてしまうのですが、基本的に自己資金で買えないものは身の丈に合っていないということを謙虚に自認することが必要だと思います。
800万円のアルファードが欲しい。
年収は800万円。
貯金はないので、残クレで買います。
年収は高いし、払えるからいいだろう。
この許可を簡単に自分に出してしまうと、ローンが終わったらまた新しいローンを組むという悪循環に陥ります。
話は戻りますが、借金は、本来お金を貯めて買うべきものを借金という仕組みを使ってより早く手に入れる行為だということです。
つまり、買っているのは「時間」ということになります。
例えば夢のマイホーム。
5000万円を貯めようとすれば、何年かかるか分かりません。
利回り10%の資産運用でも、10年で貯めようとすれば月24.5万円必要です。
無理無くできそうな月2~3万円でも30年かかります。
この間に変化していることとしては、
・子供はすでに大人になっている
・30歳の人ならすでに定年間近
このときに家を建てても遅いわけですよね。
なぜなら、マイホームで暮らす家族とのかけがえのない時間は、戻ってこないからです。
でもこれがブランドバッグだったらどうでしょうか?
・有名人が持っているから
・周りはみんなこの価格帯の物を買っているから
などの理由でローンを組んでいるとしたら、一生お金なんて貯まるわけがありません。
リボ払いなどの金利は15%前後あります。
これは5年弱で借金が2倍になるレベルの金利です。
(72÷金利=元本が倍になる年数)
良い借金と悪い借金
先ほど借金は時間を買うものだとお話をしました。
つまり、時間を短縮することで得られる効果が高いほど、良い借金をしているということになると思っています。
一方で、借金をしても1円にもならない、さらにはあなたの財布からお金を奪っていくだけのものであれば、これは悪い借金と言えるでしょう。
良い借金の例としては、
・自己投資をして、収入UPが早くなる(リターンが見込める)
・事業を加速させて、売上を増やす
・不動産を購入し、家賃収入を得る
悪い借金の例としては、
・リボ払い
・金利4、5%以上の借入(債券利回りより高い)
・残クレ
などが挙げられます。
住宅ローンに関しては、上手く利用することが大切で、1%のローンのために無駄に頭金を入れたり、返済期間を短くする必要は基本的になく、それであればその元手をS&P500や米国債で運用し、4~10%で運用した方が賢いでしょう。
上手く借金を使う
「ご利用は計画的に」という消費者金融のCMのキャッチコピーは印象に残りますが、借金をしてまで欲しいものなのか、そもそもその程度の買い物に借金をしないといけない日々の生活や働き方を見直すべきなのではないかなど、自分に問いかけてみることが大切です。
お金はきちんと管理方法を学べば確実に貯めたり増やしたりすることができます。
家計改善は、かなり費用対効果の高い投資になりますので、危機感を持たれた方は一度お問い合わせください。
